「子どもには英語を身につけてほしい。」
そう考える保護者の方は年々増えています。
英会話教室やインターナショナルスクールなど、幼児向けの英語教育もたくさんあります。
もちろん、英語を学ぶことは素晴らしいことです。
しかし私たちは、
**「英語を覚えること」**を幼児期の一番の目的にはしていません。
大切なのは、
英語を通して世界とつながること。
そして、
「違いって面白い」「もっと話してみたい」
という好奇心を育てることです。
町田こどもMURAでは現在、ルンド大学(スウェーデン)の学生がインターンとして子どもたちと一緒に過ごしています。
さらに、海外にルーツを持つご家庭のお子さんも入園し、毎日の遊びや生活の中で自然と英語やさまざまな文化に触れる環境が生まれています。
今回は、私たちが大切にしている「英語を勉強にしない保育」についてご紹介します。
英語を覚えることが目的ではありません
「幼児期から英語を始めた方がいいですか?」
この質問をいただくことがあります。
私たちの答えは、
「英語そのものより、英語で人とつながる経験が大切です。」
というものです。
幼児期は、文法や単語をたくさん覚える時期ではありません。
それよりも、
- 「Hello!」と笑顔で挨拶してみる。
- 一緒に鬼ごっこをする。
- 身振り手振りを使って伝えてみる。
- 日本語と英語を混ぜながらでも会話してみる。
そんな経験の方が、ずっと価値があります。
子どもたちは、
「英語だから難しい。」
とは考えていません。
目の前のお兄さん、お姉さんと遊びたい。
一緒に笑いたい。
その気持ちが先にあります。
だからこそ、遊びは最高のコミュニケーションになります。
遊びの中で海外の人と自然に関わる経験があります
町田こどもMURAでは、
英語の時間を作って勉強するのではなく、
毎日の生活の中に英語があります。
例えば、
ルンド大学から来た学生と一緒に外遊びをしたり、
鬼ごっこをしたり、
食事をしたり、
絵本を読んだり。
また、海外にルーツを持つ子どもたちとも一緒に遊びます。
そこには、
「今日は英語を勉強しましょう。」
という時間はありません。
でも、
自然と
「Thank you!」
「Come here!」
「Let’s go!」
そんな言葉が飛び交います。
分からなければ、
ジェスチャーでもいい。
笑顔でもいい。
一緒に遊べれば、それで十分です。
私たちは、
こうした**「日常の中の国際交流」**に大きな価値があると考えています。
間違えても伝えようとする経験が、将来の挑戦につながります
多くの大人が英語を苦手だと感じる理由は、
英語力そのものではないかもしれません。
「間違えたら恥ずかしい。」
「伝わらなかったらどうしよう。」
そんな不安から、話すことをためらってしまう人も多いのではないでしょうか。
でも、子どもたちは違います。
分からなくても、
笑いながら話しかけます。
ジェスチャーを使います。
知っている単語だけでも伝えようとします。
そして、
伝わると、とても嬉しそうな表情を見せてくれます。
私たちは、この経験こそが将来の大きな財産になると考えています。
英語は、後からいくらでも勉強できます。
でも、
「伝えてみよう。」
という勇気や、
「間違えても大丈夫。」
という感覚は、
体験の中で育まれていくものです。
幼児期は「英語力」より「世界への好奇心」を育てる時期です、
「世界にはいろいろな人がいるんだ。」
「言葉が違っても一緒に遊べるんだ。」
そんな体験を積み重ねることの方が大切だと私たちは考えています。
子どもたちは、大人が思っている以上に柔軟です。
言葉が通じなくても、
一緒に走り、笑い、虫を探し、ご飯も食べる
その中で自然と、
「違うことは怖いことではない。」
「違うから面白い。」
という感覚が育っていきます。
これこそが、幼児期だからこそ育てられる「世界への好奇心」なのです。
英語を勉強にしないからこそ、英語が身近になります
「英語を好きになってほしい。」
そう願う保護者は多いと思います。
でも、
「勉強しなさい。」
から始まると、
英語が”教科”になってしまいます。
一方で、
毎日の遊びの中に英語があると、
英語は特別なものではなくなります。
例えば、
鬼ごっこをしているとき。
一緒に積み木をしているとき。
外遊びをしているとき。
子どもたちは、
英語を勉強している感覚はありません。
ただ、
「一緒に遊びたい。」
「伝えたい。」
その気持ちだけがあります。
だから、
英語が自然と生活の一部になっていきます。
私たちが目指しているのは、
英語を”教える”ことではなく、
英語が身近にある環境をつくることです。
「間違えてもいい」が、将来の挑戦につながります
私たち大人は、
英語を話すことに緊張してしまうことがあります。
「発音が違ったらどうしよう。」
「文法を間違えたら恥ずかしい。」
そんな気持ちから、
話すことをためらってしまう人も少なくありません。
でも、子どもたちは違います。
知っている単語だけでも話してみる。
ジェスチャーで伝えてみる。
笑顔で何度も挑戦してみる。
伝わらなければ、
また違う方法を考える。
この姿は、まさに主体性そのものです。
そして、この経験は英語だけではありません。
新しいことに挑戦するとき。
初めて会う人と話すとき。
海外へ行ったとき。
社会へ出たとき。
「まずやってみよう。」
という姿勢につながっていきます。
私たちは、
英語を通して、
挑戦する心も育てたいと考えています。
世界とつながる第一歩は「話してみたい」から始まります
AIが進化し、翻訳技術もどんどん発達しています。
将来は、言葉の壁は今よりさらに小さくなるでしょう。
だからこそ、
これからの時代に必要なのは、
英語力だけではありません。
「この人と話してみたい。」
「違う文化を知りたい。」
「世界にはどんな人がいるんだろう。」
そんな好奇心です。
英語は、その好奇心を広げるための一つの道具です。
だから私たちは、
幼児期には、
英語を覚えることよりも、
人とつながる楽しさを感じてほしいと思っています。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- 幼児期は、英語を早く覚えることよりも「世界への好奇心」を育てることが大切
- 遊びの中で海外の人と自然に関わることで、英語が身近な存在になる
- 間違えても伝えようとする経験が、将来の挑戦する力につながる
- 英語は勉強ではなく、人とつながるためのコミュニケーションの一つ
- 幼児期に「違うって面白い」と感じる経験が、世界へ踏み出す土台になる
町田こどもMURAでは、
毎日の外遊びや自然体験の中で、
海外から来た学生や、海外にルーツを持つ子どもたちと一緒に過ごす時間があります。
そこには特別な英語の授業はありません。
でも、
一緒に遊び、笑い、生活する中で、
子どもたちは自然と世界の広さに触れています。
私たちが育てたいのは、英語が話せる子ではありません。
世界中の人と「話してみたい」「つながってみたい」と思える子です。
その小さな一歩が、子どもたちの未来を大きく広げてくれると、私たちは信じています。






