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町田こどもMURA
ブログ

子どもの「やりたい!」を止めない保育とは?主体性を育てる関わり方

子どもの「やりたい!」を止めない保育とは?主体性を育てる関わり方

「うちの子、自分から何もしないんです…」

保護者の方から、こんな相談を受けることがあります。

「言われたことしかしません。」

「失敗を怖がって挑戦しません。」

「自分で考えるより、『どうしたらいい?』と聞いてきます。」

子どもの将来を考えると、

「もっと自分から行動できる子になってほしい。」

そう願うのは自然なことです。

では、主体性はどうすれば育つのでしょうか。

実は、主体性は

**「教えるもの」ではなく、「育つもの」**です。

そして、その土台になるのが、

子どもの

「やってみたい!」

という気持ちです。

町田こどもMURAでは、この「やりたい!」をとても大切にしています。

今回は、幼児期に主体性が育つ理由と、大人ができる関わり方についてお伝えします。


主体性とは「自分で考え、自分で動こうとする力」

主体性という言葉を聞くと、

「リーダーシップ」

「積極性」

を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし、幼児期の主体性はもっとシンプルです。

例えば、

  • 「これをやってみたい!」
  • 「今日は虫を探したい!」
  • 「もう一回挑戦したい!」
  • 「自分でやってみる!」

そんな小さな気持ちが主体性の始まりです。

大切なのは、

大人が動かすことではなく、子ども自身が動きたくなること。

これが主体性の本質だと私たちは考えています。


「やらされる」と「やりたい」はまったく違う

同じ活動でも、

「先生に言われたからやる。」

のと、

「自分でやりたいからやる。」

では、学びの深さがまったく違います。

例えば外遊びでも、

「虫を捕まえましょう。」

と言われるより、

子ども自身が

「先生!あそこにバッタがいる!」

と見つけた瞬間の方が、夢中になります。

主体性とは、

自分の心が動くことなのです。


子どもの「やりたい!」を止めてしまう大人の関わり

実は、主体性が育ちにくい原因は、

子どもではなく、

大人の関わり方にあることも少なくありません。

もちろん、大人に悪気はありません。

安全を守りたい。

早く準備してほしい。

失敗させたくない。

そんな優しさから出る言葉です。

しかし、その積み重ねが、

子どもの「やりたい」を小さくしてしまうことがあります。


よくある声かけ

・早くして!

・危ないからやめなさい!

・こっちの方がいいよ。

・先生の言う通りにして。

どれも必要な場面はあります。

でも、そればかりになると、

子どもは

「考える前に答えを待つ子」

になってしまいます。


「失敗させない」より「挑戦できる環境」をつくる

主体性は、

成功体験だけで育つわけではありません。

実は、

小さな失敗も大切です。

転んだ。

思ったようにできなかった。

違う方法を試してみた。

こうした経験を繰り返しながら、

子どもは

「次はこうしてみよう。」

と考えるようになります。

だから私たちは、

危険がない範囲で、

子どもの挑戦を見守ることを大切にしています。


外遊びは主体性を育てる最高の環境

町田こどもMURAが毎日外遊びを大切にしている理由も、

ここにあります。

公園へ行くと、

遊び方は一つではありません。

虫を探す子。

木登りをする子。

葉っぱを集める子。

鬼ごっこを始める子。

空を見上げる子。

同じ場所にいても、

遊び方は十人十色です。

つまり、

外遊びには

「自分で選ぶ」

という経験がたくさんあります。

これが主体性を育てる大きな理由の一つです。


「自由=放任」ではありません

ここで誤解してほしくないことがあります。

私たちは、

何でも好き勝手にさせる保育を目指しているわけではありません。

以前の記事でもお伝えしたように、

町田こどもMURAが大切にしているのは、

**「秩序のある自由」**です。

挨拶をする。

友達を傷つけない。

約束を守る。

こうした土台があるからこそ、

子どもたちは安心して、

自分の「やりたい!」に挑戦できます。

自由とルールは対立するものではなく、

主体性を育てるための両輪なのです。

「教える」より「問いかける」

主体性を育てるために、

私たち保育者が意識していることがあります。

それは、

答えをすぐに教えないこと。

もちろん、

危険なことや命に関わることはすぐに伝えます。

しかし、

それ以外は、

できるだけ子ども自身が考える時間を大切にしています。

例えば、

虫を見つけた子どもが

「これ何の虫?」

と聞いてきたとします。

その時、

すぐ答えを言うこともできます。

でも、

私たちは、

「何だと思う?」

「どこにいた?」

「羽はあるかな?」

そんな問い掛けをすることがあります。

すると、

子どもは観察を始めます。

考え始めます。

主体性とは、

考える経験を積み重ねることでもあるのです。


「待つこと」は保育者の大切な仕事

主体性を育てるためには、

実は保育者にも我慢が必要です。

大人は、

答えが分かっています。

だから、

つい手伝いたくなります。

つい先回りしたくなります。

でも、

そこで少し待つ。

すると、

子どもは自分で考え始めます。

靴を履く。

木に登る。

友達と話し合う。

遊びを考える。

時間はかかるかもしれません。

でも、

その時間こそが成長の時間です。

町田こどもMURAでは、

**「早くできること」より、「自分でできること」**を大切にしています。


家庭でもできる「主体性」を育てる5つの関わり方

主体性は、

保育園だけで育つものではありません。

家庭でも、

ちょっとした関わり方を変えるだけで育てることができます。

① 小さな選択を子どもに任せる

「今日は赤い服にする?」

「青い服にする?」

「どっちの公園へ行く?」

こんな小さな選択でも、

「自分で決めた」

という経験になります。


② すぐに答えを教えない

「どう思う?」

「他には方法あるかな?」

そんな問い掛けを増やしてみましょう。

答えを覚えるより、

考える経験が増えていきます。


③ 失敗を責めない

転んでもいい。

間違えてもいい。

「次はどうする?」

そんな声掛けが、

挑戦する気持ちを育てます。


④ 「結果」より「挑戦」を認める

「勝ったね!」

だけではなく、

「最後まで頑張ったね。」

「工夫していたね。」

「何回も挑戦したね。」

こうした声掛けは、

結果だけにとらわれない主体性につながります。


⑤ 子どもの「やりたい!」を尊重する

もちろん、

何でも思い通りにすることではありません。

安全や約束は守りながら、

できる範囲で

「やってみよう。」

を応援してあげることが大切です。


主体性は「自由」ではなく「責任」と一緒に育つ

主体性というと、

自由な保育をイメージされることがあります。

でも、

本当の主体性には、

責任も伴います。

例えば、

外遊びでは、

自分で遊びを選べます。

でも、

友達を傷つけてはいけません。

使った道具は片付けます。

危険な場所には行きません。

つまり、

ルールがあるからこそ、本当の自由があります。

以前の記事でもお伝えした、

「秩序のある自由」

とは、

まさにこのことです。

子どもたちは、

ルールという安心できる土台があるからこそ、

思い切って挑戦できます。


町田こどもMURAが育てたいのは「指示待ちではない子ども」

町田こどもMURAでは、

「言われたことを正しくできる子」

を育てたいわけではありません。

私たちが育てたいのは、

**「自分で考え、自分で動き、自分で挑戦できる子ども」**です。

だから、

保育者は、

子どもの「やりたい!」をよく観察します。

何に夢中になっているのか。

何にワクワクしているのか。

どんなことをもっとやってみたいと思っているのか。

その気持ちを大切にしながら、

必要なときには支え、

必要なときには一歩引いて見守る。

このバランスこそが、

主体性を育てる保育だと考えています。


まとめ

主体性は、

「積極的な性格」のことではありません。

子どもが

「やってみたい!」

と思い、

自分で考え、

挑戦を繰り返す中で育つ力です。

今回のポイントをまとめると、

  • 主体性は教え込むものではなく育つもの
  • 「やらされる」より「やりたい」が学びを深くする
  • 答えを教えるより問い掛ける
  • 小さな選択を積み重ねる
  • 失敗を恐れず挑戦できる環境をつくる
  • 自由とルールはどちらも主体性を育てるために必要

子どもは、一人ひとり違います。

だからこそ、

大人が決めた正解へ導くのではなく、

その子自身が自分の答えを見つけていける環境をつくることが大切です。

町田こどもMURAでは、

これからも「やりたい!」という子どもの小さな火を大切に育てながら、

自分で考え、自分らしく未来を切り拓いていける子どもたちを育んでいきたいと考えています。

「町田こどもMURAでは、虫かごや虫網を持って行かないことがあります。

すると子どもたちは、『帽子で捕まえよう!』

『ビニール袋を持ってこよう!』と、自分たちで方法を考え始めます。

道具がないことが不便なのではなく、『工夫する力』を育てるきっかけになるのです。」

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