こんにちは。
最寄駅が京王線多摩境駅
町田市小山地区にある認可外保育園
町田こどもMURAの園長阿部です。
「先生、我が子は体力がすごくて、今の園ではもったいない気がして、、、
転園ってした方がいいのでしょうか?」
見学や子育て相談で、このようなご相談をいただくことがあります。
もちろん、私たちは「転園した方がいいですよ」と簡単にお伝えすることはありません。
今通っている園にも、それぞれ大切にしている保育がありますし、先生方も子どもたちのために日々頑張っています。
だからこそ、転園は慎重に考えるべきものです。
一方で、
「もっと早く相談すればよかった」
という保護者の方がいるのも事実です。
今回は、これまで多くのご家庭とお話しする中で感じてきた、「転園を一度考えてもよいかもしれないサイン」をまとめました。
転園のサイン1. 子どもが長期間、園に行くことを強く嫌がる
登園しぶりは、多くの子にあります。
連休明け、進級直後、担任が変わった時期、友達との小さなトラブルがあった時。
こうした一時的な登園しぶりは、必ずしも転園のサインとは限りません。
ただし、
・毎朝、強い拒否が続く
・園の話をすると表情が固まる
・夜に不安定になる
・腹痛や頭痛など体の不調が増える
・家で荒れることが増える
このような状態が数週間以上続く場合は、少し慎重に見た方がよいです。
大事なのは、「泣くからダメ」「嫌がるから転園」ではなく、なぜ嫌がっているのかを大人が一緒に探ることです。
先生との関係なのか。
友達との関係なのか。
活動のペースが合わないのか。
音や人数の多さが負担なのか。
給食や午睡など生活面で苦しさがあるのか。
子どもは、まだ自分の状態をうまく言葉にできません。
「先生が嫌」
「行きたくない」
「つまらない」
という言葉の奥に、安心できない理由が隠れていることがあります。
まずは園に相談して、様子を共有してもらいましょう。
その上で、園側が丁寧に一緒に考えてくれるかどうかも大事な判断材料になります。
転園のサイン2. 保護者の相談に対して、園の対応がいつも曖昧
保育園生活では、保護者が不安を感じる場面があります。
けがをした。
友達とトラブルがあった。
食事をあまり食べていない。
子どもの様子が最近変わった。
先生の言葉が少し気になった。
こうした時に、園が完璧な答えをすぐ出せるとは限りません。
保育は人と人との関わりなので、すべてを一瞬で説明できるものではないからです。
ただ、保護者の不安に対して、
・確認しますと言ったまま返答がない
・いつも「大丈夫です」で終わる
・具体的な様子を教えてくれない
・相談すると迷惑そうな空気になる
・園の都合だけで話が進む
このような状態が続く場合は注意が必要です。
保育所保育指針では、保育所は保護者の意向を受け止め、子どもと保護者の安定した関係に配慮しながら援助することが示されています。 (厚生労働省)
つまり、保護者との対話も保育の一部です。
もちろん、保護者の希望をすべて叶えることがよい保育ではありません。
時には、園としてできること、できないことを正直に伝える必要もあります。
しかし、相談しても向き合ってもらえない。
子どもの姿を一緒に考える関係が作れない。
この場合、保護者の不安は積み重なっていきます。
そして、その不安は少なからず子どもにも伝わります。
転園を考える前に、まずは一度、落ち着いて面談をお願いしてみるのがよいと思います。
それでも対話が成立しない場合は、他の園を見学して比較してみる価値はあります。
転園のサイン3. 子どもの個性や発達に合わない状態が続いている
子どもには、それぞれ違いがあります。
活発な子。
慎重な子。
集団が好きな子。
一人でじっくり遊ぶのが好きな子。
感覚が敏感な子。
切り替えが苦手な子。
大人との関わりで力を発揮する子。
どのタイプが良い悪いではありません。
ただ、園の方針や環境と子どもの特性が大きく合わない場合、子どもに負担がかかることがあります。
例えば、
・大人数の環境で常に疲れている
・外遊びが少なく、体を動かしたい欲求が満たされていない
・一斉活動が多く、自由に考える時間が少ない
・静かに過ごしたい子にとって刺激が強すぎる
・個性よりも「みんなと同じ」が重視されすぎている
こうした環境が続くと、子ども本来の良さが見えにくくなることがあります。
保育所保育指針では、「一人一人の発達過程に応じて保育すること」「子どもの個人差に十分配慮すること」が示されています。 (厚生労働省)
これは、子どもを特別扱いするという意味ではありません。
一人ひとりの違いを見た上で、集団の中でどう育てるかを考えるということです。
もし今の園で、子どもがずっと萎縮している。
本来の明るさや好奇心が見えにくくなっている。
家庭では元気なのに、園では自信をなくしている。
体力を持て余している。
我が子の個性が発揮できていない。
そう感じる場合は、少人数保育や外遊びを大切にしている園、自由遊びの時間を大切にしている園など、別の環境を見てみるのも一つです。
転園を考える前にやってほしいこと
転園は、子どもにとっても保護者にとっても大きな変化です。
そのため、いきなり決めるのではなく、まずは次の順番で考えてみるのがおすすめです。
1つ目は、気になることをメモすることです。
「なんとなく不安」だけだと、相談しても話がぼやけてしまいます。
2つ目は、園に相談することです。
担任の先生だけでなく、園長先生や主任の先生に話すことで、状況が変わることもあります。
3つ目は、他の園を見学することです。
比較すると、今の園の良さも課題も見えやすくなります。
4つ目は、子どもの変化を見ることです。
転園は親の不満解消だけで決めるものではなく、子どもにとってより安心できる環境かどうかで考えることが大切です。
まとめ
保育園を転園した方がいいかもしれないサインは、次の3つです。
・子どもが長期間、園に行くことを強く嫌がる
・保護者の相談に対して、園の対応がいつも曖昧
・子どもの個性や発達に合わない状態が続いている
ただし、転園は「今の園が悪い」と決めつけるためのものではありません。
子どもに合う環境を考え直す。
家庭として大切にしたい子育てを見つめ直す。
そのための一つの選択肢です。
保育園選びで大切なのは、知名度や規模だけではありません。
子どもが安心して過ごせるか。
自分らしさを出せるか。
先生と保護者が対話できるか。
家庭の願いと園の方針が大きくずれていないか。
このあたりを丁寧に見ていくことが大切だと思います。
町田市小山町にある町田こどもMURAでは、少人数保育、外遊び、子どもの個性を大切にした保育を行っています。
現在の保育園が合っているのか悩んでいる方、転園を考えている方、少人数の保育園を探している方は、まずは一度ご相談ください。
個別で説明会・保育体験も行っています。






